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プロアスリートの食育プロジェクト「食べサル」岸本武志(シェライカー大阪)

岸本選手と言えばFリーグ・シュライカー大阪のエースでありキャプテン。そして日本フットサル界屈指の左ききのスペシャリスト。そんな彼が、いま注目のアスリート食について興味を持ち、日頃のトレーニングと食事を見つめ直し、より効果的な食生活への取り組みをリアルに紹介するこのコーナー。著書『サッカー食』で有名な吉川珠美先生とのコラボレーションで『世界に通用するフットサル食』なるものを一緒に考えます。
 
今回は、岸本選手の普段の生活を少し覗かせていただき、トレーニングと食事の関係を先生に診てもらいました。
具体論に移る前に、岸本選手に今すぐにできる食事の考え方についてお話しします。
 

1ST STEP 岸本選手への食事アドバイス ~5つの色とバランス編~ by吉川珠美

岸本選手の行動パターンを練習日・試合前日・試合当日の3つのパターンに区分し、
ある日の一例を表に挙げました。

時間 行動 食事
7 起床 朝食
・ビーフストロガノフ ・ごはん×1
・オレンジジュース
8
9 車移動(運転) 水分補給 ・コーヒー ※コンビニにて
10    
11 移動
関空→新千歳
飛行機・バス
 
12  
13  
14  
15   昼食 ※コンビニにて
・おにぎり(ツナマヨ) ・チョコレート1箱
・ミネラルウォーター ・コーヒー
16  
17 休憩・マッサージ  
18    
19 夕食
20    
21 休憩・マッサージ  
22   水分補給 ・コーラ500ml ・水500ml
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24    
25    
26 就寝  
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この表を見る限りでは、全体的に肉料理が多くて、野菜が少ないように思えます。
若いときならまだ体力や才能でカバーできても、年齢を重ねても同じパフォーマンスを継続して発揮していくためには、食事によるコンディショニングが大切。
例えば肉に含まれる飽和脂肪酸は、血液を流れにくくして心肺機能を低下させている可能性も・・・
反対に魚の脂肪は血液をさらさらにしてくれるので、血行を促進してスタミナを高めるだけでなく、疲労の回復を早める効果もあります。
そして、すべての代謝を助けるビタミンやミネラルは野菜や海藻、大豆などに含まれています。
年齢をともに低下する代謝をカバーするためには、食事でこれらの栄養素を補うことが大切です。

  • そこで、岸本選手にオススメしたい食べ方が「5つの色をそろえて食べる」方法です。
  • 白=ご飯、麺類など
  • エネルギー源となる糖質
  • 赤=肉類、魚類など
  • 体の材料となるタンパク質(できれば肉と魚を両方)
  • 緑=土から上の野菜
  • ビタミンやミネラル
    活性酸素の害を軽減して老化を予防
  • 黄=土から下の野菜、大豆
  • ビタミンやミネラル
    代謝を助けたり、腸の健康を高めて免疫力アップ
  • 黒=海藻、きのこ類
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維
    余分な脂肪の吸収をストップ

これらの5つの色をそろえて食べると、自然に食事バランスがとれます。

また見た目にもおいしそうになるし、遠征先のバイキングでも活用できるのでは?
ぜひ活用してみてください。

次回からは、もう少し踏み込んだお話しを進めていきたいと思います。


Fリーガー 岸本武志

(シェライカー大阪)

1978年7月5日生まれ。大阪府出身。小学2年からサッカーを始め、中学1年でブラジルへ単身サッカー留学。
98年にはボルトゲーザ・ロンドリネンセとプロ契約を交わしている。帰国後、フットサルに転向すると、持ち前のテクニックと左足から繰り出されるパスで頭角を現す。2007年からは日本代表にも選ばれるなど活躍している。

Fリーガー 岸本武志

管理栄養士 吉川珠美

(大阪サッカー協会スポーツ医学委員会)

奈良女子大学大学院家政学専攻食物学部前期課程修了。
「心と体の栄養補給」をモットーに美味しくて体に良い食生活の提案を提唱されています。
武庫川女子大学・大阪アベノ辻調理師専門学校で講師をする傍ら、大阪サッカー協会スポーツ医学委員会の管理栄養士を務める。
著書では「サッカー食」が有名。

管理栄養士 吉川珠美